
街に出て物乞いさんに袖の下を握らせて得た情報によると~魔術師ギルド施設の隣にある廃墟に、文書偽造してくれる人が住んでるんだって。でも昼間はどっかに言ってるそうだから、行くなら夕方から夜が良いんだって。

夕方までまだ時間あるし、ご飯食べたり観光して時間潰そうっと。そう言えば書状の中身ってどんな事書いてるんだろう?ちょっとくらい読んでも良いよね~どれどれ…

─Hieronymus Lex、暴走しがち …推薦しない─
…。うん。勝手に魔術師大学の衛兵徴用したり、港閉鎖したりしたもんね~それにしても、帝都の衛兵隊長4人も居て、一人も高評価の人が居ない…もしかして人材不足?

手紙の中味に脱力しつつブラブラして夕方まで過ごしたら、文書偽装屋さんのところにお宅訪問~。

見知らぬ人 『誰だ貴様、何しに来た。』
おや、意外と色男さんが出て来たね。もっとこうおっさん風味なのを想像してたんだけどな~どうやらこの人が偽造屋さんみたいだね。

Rumor 『ちょこっと偽造文書作って欲しいんだけど、お願いできるぅ?Lexって人を一番に推薦して欲しいんだ。できるだけ特盛りで~』
見知らぬ人 『フーム。あぁ、できるとも。すぐにでも書いてやろう。しかしその前に金はあるのか?500Goldほどになるが?』
Rumor 『もちろん。それくらいならヨユーですぐ払えるよ。』
見知らぬ人 『良かろう、その手紙をよこしなさい。』

─1時間後くらい─
見知らぬ人『これが新しい推薦者のリストだ。Lexを派手に推薦してある。ついでに軍の印(これも偽造だが)と封も付けておいた。さぁ、それじゃあ御代は頂くぞ。』
よーし、これで手紙の用意はできたね。この手紙を女伯さんのところへ持っていかなきゃなんだけど…

帝国の軍人って獣人やエルフ雇ってないんだよね~フードとコートで耳尻尾隠せば、普通の人っぽく見えて誤魔化せるかな。やるだけやってみよ。
ボクハ軍カラノ手紙ヲ届ケニ来タタダノ配達人ダヨ。怪シクナンカナイヨ。…イメージトレーニングもばっちり!行こう!

城に入って謁見の間まで行くと、その場で帝国式敬礼。
Rumor 『時間遅くに申し訳ありません。帝国軍より書状をお届けにあがりました。』
とそれらしい口調で言いながら、問題の推薦状を女伯へと差し出した。その時、女伯の傍に控えたエルフのおばちゃんの顔に若干驚きと怒りの色が過るのを見逃さなかったよ。あの人がボクらと同じように推薦状を改竄しようとしてた執事さんかな。そうだとしても、どうでもいいけどね~。

女伯 『あら意外と遅かったのですね。このような書簡は執事のDairihillが扱うのが普通なのですけど…良いわ。折角直接持って来てくれたのです、お見せなさい。…ふむ。このHieronymus Lexという方が最善の人選のようですね。この職にはDairihillの従兄弟をとも思っていたのですけれど、このLexという方にしましょう。』
おー、推薦状変えただけで大丈夫かちょっと不安なとこあったけど、うまくLexを左遷させる事が出来るみたいだ。
女伯 『此処に辞令があります。Lex隊長の名前を書きますので、彼に届けてください。伝令さん、感謝の気持ちとしてチップを支払うので、そこの執事から受け取ってくださいね。』
もう書状用意してたんだ、それだけ待ち焦がれてたのかな。それはそうと配達のお仕事でチップゲット~!ギルドからの報酬も合わせて…これが世にも珍しい礼金二重取りっていうやつ?!ラッキー♪

わぁ怖い怖い。盗みの事は分ってても言えないよね~自分も文書偽造やろうとしてたのバレるもんね。こういう時ってなんて言うんだっけ…?くやしいのぅ?だったかな。じゃ、そういうことでチップありがとぅ!